石けんと合成洗剤ってどう区別するのかも良くわからないわ、という方も案外いらっしゃるんじゃないでしょうか。それはパッケージを裏返して成分のところを見るとすぐにわかります。
石けんの成分は、「純石けん分・脂肪酸ナトリウム(または脂肪酸カリウム)」
これだけです。
合成洗剤の成分は、「界面活性剤・ポリオキシエキレンアルキルエテール・
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム・パラペン・・・・」などなど舌をかみそうなカタカナがたくさん並びます。
あなたが「石けん」だと思っていたお風呂場にある白いかたまりも、この成分表示を見ると、実は合成洗剤かもしれません。石けんは動植物のあぶら(油脂)に苛性ソーダ(強アルカリの物質)を合わせ、
加熱してできます。それに対して合成洗剤は科学的な処理によって作られます。
天然原料(ヤシ油など)を使っていても、苛性ソーダ(もしくは苛性カリウム)を使わずにできるものは合成洗剤と言ってほぼ間違いありません。